大人の科学マガジンの活版印刷機を作ってみた

昨日、届いた大人の科学マガジンのふろく、小さな活版印刷機を早速組み立ててみることにした。

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箱を開けてビニール袋から出したところ。ちゃんとドライバーも付いている。
これを本誌の組み立て方を見ながら組み上げていく。説明書を見る限りキットのドライバーとネジは磁化されていないようで、磁石があったら擦り付けて磁化させましょうみたいな事が書いてあったが、私が持つとなぜか磁化していて、ドライバーの先にピタリとつく。私は帯電体質なのだが、磁力も発生するのだろうかw

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ものの20分ほどで組み上がった。
では試しに印刷もしてみよう。

 

上の部分に吸い取り紙を挟み、付属のインクを乗せローラーになじませる。
これが結構難しい。キットが軽いからというのもありそうなので、印刷機本体を木などを台にして固定すればやりやすいと思われる。

活字もひらがなとアルファベットが付いているので、ハサミで切り離して使う。実はこの作業の方が大変で、しっかりバリを取らないとうまくセットできないようだ。
この活字を活字台にセット。今回は適当にやったのだが、台にちゃんと固定されないと刷った勢いで取れたり角度がずれたりした。ここはポイント。

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刷ったところ。『おためし』の『し』がとんでもなくズレている。

ムリムリ動画も撮ったが、形式が合わなくてアップできなかったので、興味ある方はfacebookとかtwitterの方を見ていただきたい。

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うーん。下のは刷る前に活字が落下したらしい。

印刷用紙も何枚か付属で付いている。上が付属のキャピタルラップ、下は自分で持っていた厚めのケント紙だが、厚い方が圧がかかって綺麗に刷れているか。数文字だが、文字がしっかり力強く出ていていい味が出ている。

これは楽しい!

だいたいのところはわかったので、今回はここまで。
これをどう使うかのアイデアを出さなくては。

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最後に使ったローラーや活字、インク台を洗って乾かしておく。
パーツが小さいから大変。


ローラーや活字は追加で注文できるそうなので、予備で買っておこうかと思う。
インクはぺんてるやサクラなどの水彩絵の具で代用できるらしい。
また、活字を拾って使わなくても樹脂板でもできるようだが、樹脂板だったら前から持ってるローラータイプので刷れるので、これは活字を生かしたタイプのものを考えたいかな。

 

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デザフェス終了した

2日間のデザフェスが終わった。

チキンチームは初めてだから勝手がわからないと思い、初日7時に設営を開始した。

10時には終わらせてちょっと休憩して万全の体制で、という野望は見事にくじかれ結局開場しても値札書きとかしてたけど、商品はちゃんと並んでたからいいかな。

設営直後の全体像。商品モリモリ。

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3人だからちょっと混沌としてるけど、こういう雑貨屋ありそうでは。悪くないと自画自賛するチキンチーム。

私のところの部分アップはこちら。

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デザフェスとはいえ、あえて正統派スタイルで壁面には水彩画を展示。

手前の机にポストカードや手ぬぐい、バックなど実際売れそうな商品を置いている。

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ちょっとピントが。

 

こんな感じで接客中。

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売り上げとしてはもちろん赤字だけど、良いリサーチにはなった。

どんな人が買ってくれるのか

どんな人が興味を持つのか

何が売れるのか

 

後ろの絵を見てくれる人はいっぱいいたし、おしゃれ爺の絵が良い、と言ってくれた人もいたしで情報収集としては申し分なし。その部分は満足です。

 

文豪は、デザフェスでも結構ウケはよかった。意外だったのが三島先生が人気だった事。

漱石や太宰はよくあるけど、三島由紀夫は無いから」と言って女の子が三島・川端コンビポストカードを買っていったりした。流行ってるのか?

 

何はともあれ無事終了しました。

おいでいただいた方、購入していただいた方、ありがとうございました。

 

 

 

デザフェス出展準備してる2

いよいよ数日前に迫ってきた。

ここの所、シールやポストカードなどのグッズ系を袋に入れたり、Tシャツに絵を描いたりしている。

なんたって備忘ログなので、記録用に写真を載せておく。

 

いつもの文豪系で、ポストカード5種。新作なり。

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お洒落おじいさん。これは原画のみ。

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あとはキャラクター系で、電子部品くんシリーズ。

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トートバック、Tシャツ、額の絵も手描きで一点物。Tシャツ、自分で着たい。

なんか大きいのが無くてパッとしないので用意したいのだが。

さて、どうなることやら。

デザフェス出展準備してる1

どんな準備が必要なのか、全くよくわからないまま見切り発信した友人達とのデザインフェスタ出展。

先日、事務局から場所と出展者パスが届く。今回から腕巻きタイプになったらしい。

マーカーのところが私たちの場所だ。

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こうなると、いよいよブースの展示方法だ。

出展ベテランの方のサイトを見たり、コミケ参加の方のサイトを見たりして自分たちのブースに必要そうなツールをどんどんピックアップしていった。

イラスト系なのでパネルを使って展示、グッズもあるから台も必要、でも狭いから小さいものにしようなどなど。レンタルするものは割とすんなり決まる。

問題は持参するディスプレイの什器アイテム。持ち運びが楽で軽く、100円均一系の店で手に入る等々の目線で探すと、ワイヤーフレームを上手に使っているということが判明した。

早速、ゲットして立ててみるといい感じで、これに安定性を出せればいい感じではないだろうか。

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当日の搬入は3時間45分前から。初心者なので手際の悪さを考え時間はフルに活用することにするが、それでも現場作業は少ないに越したことはないはず。

現場といえば今回、自分専用の基本ツールを手に入れた。金槌と釘抜き。火曜サスペンスの凶器の特定でよくある『バールのようなもの』だ。購入時これで殴っても死ななそうだな、とか刑事がホームセンターの聞き込みで、○日にガイシャが買ったようですっ!とか言ってるシーンが頭に浮かんだ。

 

話が逸れたが、道具はあると便利なので迷わず持参するだろう。隣人と喧嘩になりませんようにw

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あとは売り物のパッケージだ。今回、我々は浅草橋のシモジマで各々の最適サイズの OPP袋を購入。私は3種くらいを買うことにした。それから当日バラマキ用にするための名刺の追加発注。今までのデザインにイラストをちょっと追加している。

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デザフェス出展準備してる2に続く

 

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まったく迂闊だった

大学で縁あったクリエイターが集まった、1日1枚プロジェクトという非公開の地味な地下活動に参加させてもらっている。
毎日の事でネタを探すのも大変なので、もっぱら自分の読んだ本の作家や、好きなアーティストなどの肖像を描くことにしている。
そんな理由で面白そうな建築家を探していたら、気になるスケッチ画が引っかかった。昭和の始め頃の上野公園で昼寝をしている人たちを調べて描いているものだ。
画像の元を探すと今和次郎という方が描いたものであった。

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なんか優しそうな、こんな方である。
 
改めて調べていくと考現学なる学問(↔️考古学)の先生で、銀座を道行く女性の服装だの茶碗の欠け方、職人の手ぬぐいの巻き方だのをいちいち観察して絵にしていたり、人サマのうちに出かけて行き、その家にあるものを根こそぎタンスの中身まで調べて描いている。
さながらドラクエの勇者一行さまのような振る舞いではないか。
 
関東大震災後には、急ごしらえのバラックの建物が味気ないからと芸大の仲間たちとバラック装飾社を設立、建てられたバラックの内外に絵を描いたりしているのだが、現代人の私の目にはグラフィティにしか見えない。考現学だyo!とラップしながら困惑する家人を前に、あちらの扉こちらの引き出しと開けている様が浮かんでしまった。
 
何が言いたいかというと、電車内の人を描いたり並んでる人を描いたりというのが好きな私がなぜ今まで知らなかったのか、という事。今からでも関連書籍を読んでみたいと思う。
 
というわけで、この前乗った電車で発見したオジさんを描きました。もう、マイルーム状態だね。

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色鉛筆のコト

文章を書くことの練習、などど宣言しておきながらネタはあるのに一ヶ月以上放置してしまった。これでは宣言ではなく放言ではないかと思いつつ過去は過去。今日からやるさ、というわけで。

色鉛筆のコトである。ちょうど1月くらい前に思い切ってサンフォード社のカリスマカラー132色のセットを買った。そもそも色系画材のセット買いというのは楽しいものである。色がたくさんあるので使ってみたくてテンションが上がるのだ。それが132色ともなるとかなりワクワクする。宅配で届き、早速開けてみると。

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トレーごとに綺麗なんだけど、なぜか色がバラバラ。これでは使いにくいのでまずはケースの裏にある順番に並べ替える作業が発生してしまい、これに20分くらいかかってしまった。

 

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で並べ替えて、これが今現在。時間が経っているのですでに使っていてデコボコしてしまったが大きいグラデーションになっている。

さて、この色鉛筆を実際使ってみてだけど、描きやすい。うむ、お主やるな。

色数もそうだが、今まで固めのを使ってきていたので柔らかい描き味のが欲しかったのもあった。しかし、こんなに描きやすいとは!広い面積もすんなり塗れる!と目からウロコのデカルチャー。無彩色も多く、思っている通りに絵を仕上げていくことができた。

実際には今までの固めのものも一枚の中で併用しているのだが、自分の中で明確な使い分けができたように思う。

後日、同じように柔らかめのホルベインのものもバラで買い描き味を試したが、これも描きやすい。ただ、芯が太いので鉛筆の直径も太く、グリップ感はカリスマカラーが好みだ。

肝心の色味だけど、カリスマカラーはビビッドな感じ。思っているより派手に見えるのでついトーンを落とすために無彩色を上から塗ってしまう。自分の色感とあっているのはホルベインのようだけど、渋くなりすぎるのも何なのでこれでちょうどいいのかもしれない。

 

ウエブサイト

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ショップ
https://suzuri.jp/dulsoba

始めてみた

タイトルにもある通り、基本は備忘録として書き始めるつもりである。備忘録だから、何を書くかわからない。始めはさぞ、いろいろなことを書き連ねるのだろうとは思う。でも一番の理由は、文章を書くことの練習である。まずは始めの一歩。