アブソルバンでお試し用下地を作る(1)
研究用として、紙にアブソルバンを塗って見ました。
本ぎめしたら大きいのでも良いのですが、まだ様子見なので小さいやつにします。
では塗っていきましょう。
いつも使っているアルシュのパッド紙と同じ23cm×31cmサイズにケント紙を切ったものを3枚用意。
厚めのものを用意しましたが、やはりこうなります。塗りにくい。
今回は4回塗り重ねて見ました。
せっかくなのでもう一つテスト用の物を作る事にしました。
前に買っておいたコレ。
胡粉ジェッソです。
コレは先ほどと同じサイズのケント紙1枚に塗ります。
ちょっとモッタリした感じ。そしてアブソルバンって匂いがほぼなかったのだと実感したほどのいわゆるアクリル絵の具のニオイ。
コレも4回塗りました。
左下が胡粉ジェッソ。案外青白く、アブソルバンは自然な色味だと思った。
完全乾燥の2〜3日後を待って次はヤスリがけをしていく。
桜Exhibition2020受賞しました
前回書いた、ちょっと浮いてるかもと言っていた桜Exhibition2020の作品が何と!
受賞致しました。
大賞の他は皆スポンサーさんの賞なのですが、私は「東京リスマチック賞」をいただきました。本当にビックリですが、100以上の作品の中から選んでいただいたことが単純に嬉しいです。
本会期は終了しましたが、17日から19日まで受賞作品展とのこと。
また全国各地で巡回展が開催されるとの事。でも京都のイベントは中止となっているそうです。
ずっと書いていなかった、、らしい。最近の状況まとめ
気がつけば2年近くの月日がたっていました。
備忘録なのに。
というわけで、備忘録らしく記録を書いて行くことにします。
今年はいつも絵を持って行く画廊オーナーのすすめもあり、いろいろな公募展に出す計画で始まりました。
その結果この4月初頭に2件の展示参加となったわけですが、このご時世なので自分の絵を展示会場で見ていないという状況となってしまいました。
その1
第二回文房堂アワード
神保町にある老舗画材店、文房堂のオリジナルスケッチブックの表紙用の絵を描くコンペ。1次審査を通過し、文房堂ギャラリーの展示まで進み、見に行く前に文房堂さんが期間中営業自粛となる。
こちらは開催者さんの方で急遽特別サイトを立ち上げてくださり臨場感あるバーチャル空間が!文明すごい。
17日まで見られるそうなので、よかったらご覧ください。
ちなみに送っていただいた展示中の絵の画像です。
絵の説明をします。
文房堂の長い歴史の中で、縁があるとはっきり分かっている著名画家や文筆家の肖像です。
左上より 林武・石井柏亭
中段左より 岡田三郎助・梅原龍三郎・満谷国四郎
下段左より 中原中也・藤島武二・有島武郎・横溝正史
そして、このカラーリングは文房堂さんのwebサイトの色から持ってきているのですが、こんなの気がつく人いないか。
この絵を描いていて気が付いたことは、、、、、、、、
岡田三郎助って、めっちゃイケメン!
ってことでした。伊達者ですね。
備忘録なので仕様を書いておきましょう。
用紙/ホワイトワトソン
その2
桜Exhibition2020
こちらは桜をテーマにした公募展で2009年からやっているそうです。
デジタルデータオンリーな事もあってか、最近はコミック系のイラストが多いような印象なんですがあえて切り込み。ちょっと浮いてます。
こちらは展示しているので見にもいけますが、webが充実しているのでこちらでも是非。
全ての作品のポスターを販売しているそうです。
作家には図録が1冊送られてきました。
元業界人だからわかるのですが、すごい贅沢仕様の図録です。
箔だのニスだのトレペの遊び紙だの、そもそもUV印刷!
で、これが浮いている絵。
人々が寝ている月夜の満開桜の下で、猫は夜な夜な踊ってるのでは、、、、という図。
仕様
用紙/アクリルデネブ細目
画材/鉛筆、透明水彩、アクリルガッシュ
これは消し無しの一発描き。やはりスキャン画像より原画の方が何倍か良いので、何かのチャンスで展示したいです。
買った絵の具の色見本
先日、バラで買ったWINSOR&NEWTONプロフェッショナルウオーターカラーの色。コバルトターコイズライトは、チューブに有毒なので注意的なシールが貼ってあった。火口湖の色みたいだと思ったけど、同じ成分なのか?
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【画用紙!がようし!】
突然だが、私は紙好きである。やったことはないが、紙の話でビール2杯はいけると思う。
だから、紙に関する情報を見つけると目を通すのだが、今回もその方式で見つけた「がようしラボ」さん主催の「新しい画用紙のカタチを考える!」会&交流会に参加してきた。
がようしラボとは(以下サイトから引用します)
誰でも子どもの頃に使ったことのある身近な画用紙。がようしラボは、手と体を使って楽しみながら画用紙を使うことで、頭の中をぐちゃぐちゃにして、想像力を広げ、発想力を増やし、創造力を鍛える活動です。みなさんといっしょに、画用紙を使った様々なワークショップを考え、有意義な時間を共有し、より良い暮らしにつなげていきます。
という、がようしラブな人たちの集まりのようだ。画用紙に限らず、紙好きとしては参加して見なくてはなるまいと行ったわけである。場所もあの黄色と緑のスケッチブックでおなじみ、マルマンの本社だというのでよりテンションが上がる。
参加者は運営企画とマルマン関係者以外は7人程のこじんまりとした感じ。
初めは今まで「がようしラボ」がどんなワークショップをしてきたかの紹介から始まり〜自己紹介〜そしていよいよ新しい画用紙のカタチを考える事になった。
5分くらいで各々が7cm角の画用紙に、なんでもいいので身の回りのことから単語をどんどん描いて行く。それを場に全部だし、今度は一人3枚づつ、気になった単語を拾って行く。
その単語をの組み合わせを元に、がようしのカタチを考えて行くので自分でイメージが湧きそうな物を選んでいったのだが、なんと。全員他の人のチョイスとまるごと交換するというハイレベルな状況になった。
そんなわけで私の手元に来たのは、「祭」「アウトドア」「飼う」
いやいや、私インドア派です。
これをを元にがようしの形を考える、いや作る、時間は20分くらい。考えている暇はないので、パッと浮かんだものをとりあえず形にし始める。工作の時間が始まった。
手を動かしているうちにアイデアが継ぎ足されて行く感じであったが、なんとか出来上がったものはこちら。
屋外でスケッチしていて、失敗して画用紙を捨ててしまったら画用紙供養の始まり。
スケッチブックの最終ページにつけた紙相撲組み立てキットで土俵を作って奉納相撲。
勝負がついたら、屋根をとって、土俵をくるっと返せば、供え物の器になる。
そこに別にある供物的なものを入れて、好きなものを1枚とって、うちで飼えば供養終了。
供物のイメージはお祭り屋台のヒヨコ(昭和なカラーひよこ)。飼うからね。
直感で工作するのは面白いが、なんだこれWこんなんでいいのか?
がようしラボ
作品はこちらで。クラウチ龍子のウェブサイト